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最近ブラウンベルトの選び方を聞かれることが多くなりました。
ベルトと靴の色を合わせるという基本は、基本でないところからご説明します。
ベルトと靴の色を合わせるというのは一方法であることを理解して下さい。昔は、靴もベルトも買いに行っても黒と茶しか売っていませんでしたので、黒の靴に茶のベルトは変なのでどうせなら色を合わせようと始まった慣例に過ぎません。最近は靴のブランドも増え、色が多様化しているにもかからわず、ベルトの色はそれらをカバー出来ているでしょうか?疑問です!靴のクオリティは上がっても日本で販売されているベルトのクオリティは上がっていません。
ベルトと靴の色は合わせても良い時があるという程度で理解して下さい。
さてブラウンベルトの選び方を解説します。
ブラウンのベルトと靴を合わせる場合、ブラウンカラーの彩度幅はかなり広いので靴と同じブラウンカラーのベルトを探すのは容易ではありません。大事なのは赤・青・黄のどの列のブラウンかを見極める事が必要ですが、最近のブラウンシューズは赤系のブラウンが多いですね。
一番いいのはグラデーション系のストラップです。ここで気を付けてほしいのは、ベルトを物としてみた時に綺麗なグラデーションであれば、着用した時には必ず無地に見えてしまいます。あくまでもベルトは着用した時にどうかということです!このEASTWOOD PRINCESSは一見雑に色を落としていますが、着用すると程よいグラデーションになります。エリオットローズロンドンのデザイナーは、着用した時の素敵さを追求しているのでこの素晴らしいストラップが生まれました。
もう少し赤が立った方が良い場合は、ブラウン系を探すのではなくて、濃いバーガンディー系で合すのも一つの方法です。例えば下の2本です。
このPACINO CORDOVAN WINEは、 バーガンディーの上に濃ブラウンを上塗りしてブラッシングで仕上げたストラップです。手に取って見ると少し赤が起ちますが、着用するとその赤が良い赤系ブラウンに変わってくれます。
茶色ほど彩度のあっていないベルトをするとカッコ悪いスタイリングはありません!
リザード柄のKENTUCKY CLARETです。これも赤が起っているようでも着用すると良いブラウン系になり、良いアクセントにもなります。茶系のベルトだけは妥協して選んではいけません!皆様の素敵スーツスタイルに合うストラップコレクションを充実させていきたいと思います。